コラーゲンサプリメントは効果があるの?その根拠とは?
お肌をプリプリにしたいときに、効果があると話題のコラーゲンサプリメント。
だけど、実際にはコラーゲンを食べても効果がないっていう評価もあります。
ここでは、コラーゲンサプリメントの本当の効果を検証してみようと思います!
コラーゲンが吸収される仕組み
コラーゲンそのものはタンパク質の一種です。
タンパク質は、体内に摂取された後、消化され分解されて様々なアミノ酸になり、身体の中で分解されたアミノ酸は、身体の様々な部分でタンパク質を作り出すために使われます。
つまり、コラーゲンを口から食べても、コラーゲンそのものとして身体に吸収されるということではありません。
しかし、このアミノ酸の中で、体内でコラーゲンを作り出す作用のあるアミノ酸が一つだけあります。
コラーゲンを作り出すアミノ酸『ヒドロキシプリン』
ヒドロキシプリンは、天然のコラーゲンのみに含まれるコラーゲンを作り出すことのできる構造を持つ唯一のアミノ酸で、コラーゲンを食べることでしか体内で吸収することができません。
つまり、コラーゲンを安定して作り出すためには、ヒドロキシプリンを安定して供給することができれば、効果が得られることになります。
これは、『第29回日本美容皮膚科学会』で、常盤薬品と大阪大学の共同研究(http://www.tokiwayakuhin.co.jp/news/2011/09/post20110908.htm)でも発表されています。
このヒドロキシプリンを効率的に吸収できるようにしたのがコラーゲンペプチドで、コラーゲンサプリメントは低分子コラーゲンペプチドを使った製品なのです。
このコラーゲンペプチドは動物性、魚性とあってそれぞれで成分が異なります。
動物性では主に豚なのですが、ヒドロキシプロリンが魚に比べて2倍となっていて、このヒドロキシプロリンを多く含んでいるペプチドがコラーゲンの核になるようです。
従って、魚より豚系の方がより効果を上げやすいです。
そしてもう1点。分解の段階でも効果が違ってきます。
アミノ酸が二つ繋がった状態(ジペプチド)だと半分で良い、さらに3つ繋がった状態(取りペプチド)という状態だと、摂取量はジペプチドの半分で摂取量で済みます。
これを踏まえると、1日の摂取量は
コラーゲンジペプチド、コラーゲン取りペプチド | コラーゲンペプチド | |
---|---|---|
豚 | 2g | 4g |
魚 | 4g | 8g |
が目安となるようです。
ただし、コラーゲンについては色々意見が言われていて、豚から採取したコラーゲンペプチドには効果がなく、魚から採取したコラーゲンペプチドが良いとされる説もあります。
この辺りは実際に確かめて、効果を実感できたものを継続していくと言う方法しかないと思います。
コラーゲンの効果はあるの?
コラーゲンには、食べることによってお肌をプリプリにする効果を否定することはできないようです。
しかし、どれだけ沢山のコラーゲンを摂取しても、使われるのは一部のアミノ酸だけなので、摂取した量がそのまま体にコラーゲンとして補充されるわけではありません。
また、効果を得るためにはかなりの量を摂取しなければいけないので、一週間やそこらコラーゲンペプチドが配合されたサプリメントを食べ続けても、すぐにはお肌プリプリの効果は得られないってことなんですね。
でも、確かにコラーゲン料理を食べた翌日にお肌がムッチリするっていう人もいるのも事実。
もしかしたら、コラーゲンでお肌がプリプリになるっていう思い込みが、プラシーボ効果(※)でお肌プリプリ効果を作り出している可能性もあるかもしれませんね。
※プラシーボ効果とは
…偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。(byWikipedia)
継続的にコラーゲンペプチドが配合されたサプリメントを摂取し続ければ、アミノ酸によって体も健康的になり、コラーゲンも作り出すことができて、美容にもいいのかもしれません。
でも、それには じっくりと時間をかけることが必要で、すぐキレイになりたい!っていう人には、なかなかもどかしいことかもしれませんね。
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