第一印象は大事
人と初めて会った時の第一印象は良い人間関係を築く上でとても大事なものです。
相手の事を素敵だと思うと、「きっと頭も良いはず」「性格も優しいはず」と好意的に感じる事が心理学の実験で明らかになっています。
相手を魅力的に感じるか、信頼できるかという判断は数秒のうちにされています。
この様に初対面の時の印象がその後の全体の印象を決めてしまう事を初頭効果と言います。
初頭効果で１度決まった印象はなかなか変わりません。
例えばおしゃべりな人の場合、第一印象が良いと「明るい」「話し上手」と好意的に思われますが、第一印象が悪ければ「騒がしい」「人の話を聞かない」と捉えられてしまいます。
逆に無口な人の場合、第一印象が良いと「穏やか」「聞き上手」と思われますが、第一印象が悪ければ「暗い」「社交性がない」と捉えられがちです。
第一印象を決めるポイント
第一印象は複数の要素で構成されていますが、心理学的には主に４つのポイントで決まると言われています。
- 外見（服装、表情）
- 態度
- 話し方
- 話の内容
また、心理学者メラビアンは、人は初対面の印象を３つの情報から総合的に判断していると分析しています。
- 視覚（見た目） ５５％
- 聴覚（声） ３８％
- 言葉（話の内容） ７％
第一印象を良くする方法
第一印象の４つのポイントをもう少し解説してみましょう。
まずは身だしなみを整える事が大切です。
髪型、爪の先、靴、小物など細かい所まできちんとお手入れしましょう。
清潔感を保ち、ＴＰＯを意識する様に心がけて下さい。
「オシャレは足元から」とも言われていますが、特に靴には気を遣いましょう。
高級ホテルの従業員が顧客のチェックをする際にまず靴を見るというほど、身だしなみの中で重要なポイントです。
「初対面で好印象なのはどんな人？」という質問に約７０％の人が「笑顔が多い人」と答えています。
普段の生活でも大切な笑顔ですが、初対面の人と会う時は特に心がけましょう。
明るい表情は好印象を持たれるので、頬と口角を上げる事が大切です。
まず最初は丁寧な言葉で話しかければ、悪く思われる事はありません。
性別や年齢に関わりなく、常に丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
早く親しくなろうとフランク過ぎると印象が悪くなります。
次に信頼を得る１番良い方法は相手に喋らせる事。
適度に相槌を打ち、笑顔で話を聞くと相手も話しやすいです。
「自分が理解されている」と感じ、驚くほどガードが弱くなります。
相手の話を受け入れて理解する事が本当の意味での聞き上手です。
「あなたの話を気にかけていますよ」というサインを送れば、良い印象を与え、それを長続きさせる事ができます。
ただ、最初に相手が名乗るのを受け身で待っていてはいけません。
自分から声をかけて積極的に自己紹介しましょう。
友人を通して繋がりがあるなど、可能であれば事前に相手の趣味を探ったりして共通点を探しましょう。
同じものに興味があったり、好きな事が似ていたりすると自然と親近感が湧きます。
全くの初対面で事前のリサーチが無理な場合でも大丈夫。
人は欲しいものや求めているものを無意識に考えて口にするので、会話によく出て来るキーワードを見つけたらその話を広げてあげましょう。
まとめ
第一印象を良くする４つのポイントをご紹介しましたが、やっぱり１番大事なのは見た目、特に笑顔だと思います。
ただ、せっかく素敵な笑顔を心がけようと思っても、目の下にたるみがあったら台無しですよね。
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